Setsuko Chiba 千葉節子 Art Heart Gallery 

やわらかな
あたたかな
いのちのひかりをともに呼吸し、わかせながら。。。

0000104702.jpg

HOME ≫ FLOWERS in THE ETERNITY ~永遠のなかの花たち / PHOTOGRAPHY

FLOWERS in THE ETERNITY
永遠のなかの花たち


 

Flower as A Philosopher and Artist of Life

花には人の心を癒す力があります。
花には人の心を励ます力があります。

疲れて気持ちが重く沈んでしまいそうな時にも、ふ、と見かけた一輪の花の可憐な姿に、元気と勇気を取り戻すようなことは、皆様の日々の暮らしにおかれましても、時折経験なさることではないでしょうか。

この、【Flowers in The Eternity~永遠のなかの花たち】のページでは、どのような時におかれても、私たちひとりひとりをあたたかくみつめ、優しく、そして力強く微笑みかけてくれるかのような、愛に溢れた身近な花たちをモティーフにしたアート・フォトグラフィーをご覧いただけるようにいたしました。

作品に登場する花たちの多くは、長年子供のように育ててまいりました庭で咲く薔薇やチューリップをはじめ、散歩の途中で出会った好い香りを漂わせる梅や桜や藤をはじめとする四季折々の花木、また、カフェやフローリストなど街の様々なシーンで見かける暮らしに溶け込んでいる花々です。

決して長くはない限られた時間の中で、明るく、朗らかに、力強く自らを咲かせる花たちの様子をご覧いただきながら、皆様おひとりおひとりの心の庭に、優しい、明るい光が微笑まれますことを、心より願っております。




千葉節子



0000279252.jpg
作品No.45.Sounds of Life
(April 25・2015).


花への思いを心を込めて紡ぎながら、ご訪問いただいております皆様とご一緒にやすらぎと、愛と、希望を育む「Flowers in The Eternity~永遠のなかの花たち」ではありますが、本日は、普段とはいささか異なるアプローチによりはじめさせていただくこととなりました。

震災より四年目の節目にあたる今年の4月に訪れた市内の名所の一つと愛される、あの仙台藩主、伊達政宗ゆかりの美しいしだれ桜、「乙女桜」の艶やかなる姿の作品をあしらいながら、昨日、3・11の巨大地震と大津波により大変な被害を被られた岩手県は陸前高田で、四季折々の美しい花々の織りなす公園創りを通して人と人との絆を深めるプロジェクトを運営する心ある素晴らしいスタッフの方々と共に、「福島のお庭から」のタイトルで、時折書かせていただいておりますブログを、久方振りに更新いたしました。


一身上の都合により、また、それ故の想定を遥かに上回る多忙の日々により、昨年は、日頃より皆様にお世話になっております自身のHPはもちろん、オフィシャルブログをも含めたサイトのほぼ全てをお休みさせていただいておりましたので、この「福島のお庭から」の更新も、およそ一年ぶりのこととなります。

タイトルは、「華麗な北国の花たちとマザープラネットの限りなく深い愛」とし、人智を遥かに超えたスケールの生命の宇宙について触れながら、FUKUSHIMAという大地が日本はもとより世界に教える命の尊さ、そして、母なる惑星、地球の健全なる環境を守りゆき、慈しむことの大切さ、更には、弱い立場にある人々を労り、善なる手と手をつなぎ広げゆくことに育まれゆく希望、など、今とそしてこれからの私たち人類にとりまして進めてゆかなければならない気づきとふるまいについて、東北という北国に咲き誇る春の花々の華麗なるその姿を通して、拙筆ながら書かせていただきました。
関心をお持ちの方は、是非、お時間のある折にでも「福島のお庭から」をご訪問くださいませ。
アドレスは次の通りとなっております。
http://ameblo.jp/sendtheseed-pj/theme-10070360690.html


皆様おひとりおひとりの人生が、このご覧いただいております白河の「乙女桜」のようなしなやかな優しい春の扉が開く音色を、どこまでも響かせゆかれますよう、心よりお祈り申しあげます。







0000247944.jpg
作品No.44 Contribute December
(December 20th 2014)

いつの頃からか、赤が定番であるポインセチアに、淡いクリーム色を帯びた白が見られるようになりました。
赤ほどの華やかさはないのですが、柔らかい、包み込むような白のポインセチアには、清潔な清々しさと気品の両方が漂うように思います。

子供の頃に親しみ、そして、繰り返し読んだアメリカの作家、オルコットの不朽の名作、「若草物語」に登場するクリスマスの情景に、自分たちがもらうプレゼントのことで一杯になっている四姉妹が、近隣の病人の存在を知り、貧しい中にも用意されたクリスマスの食事を、雪の中、その隣人の家に届けるシーンがあります。
白いポインセチアには、その四姉妹の優しさ、そして魂の高潔さを思わせる、控えめながらも凛とした美しさを感じるのです。

クリスマスの本場であるキリスト教の国々では、クリスマスの日は、パーティーやプレゼントのサプライズを楽しむ傍ら、困難な状況にある人々に尽くすチャリティーも盛んに行われます。

白のポインセチアは、そんな思いやりの心の大切さと善意の人々の存在を、思い出させてくれているような気がします。






0000247909.jpg
作品No.43-Gratutude December
(December 20th 2014)

吐く息の白さが目立つ頃を迎えると見かける花たちのひとつが、あの、クリスマスを彩るポインセチアです。
12月の訪れとともに何もかもが慌ただしくなる日常に、ポインセチアの燃えるような赤は、忙しさを乗り越える活力と明るさを、ついつい忙しさにくじけそうな心に再び取り戻してくれるような気がします。

人生は、何があろうと感謝の心を忘れさえしなければ、必ずどんな困難も乗り越えられます。
猫の手も借りたい日々であるからこそ、日頃お世話になっている方々への感謝の心を、より一層深めてまいりたいと思うのです。

今というこの瞬間を、例えどのようなことがあろうとも生き生かされていることへの感謝の心を蘇らせてゆくことが、次なる幸せの扉を開くことを、12月のポインセチアの赤は、優しく告げているように思うのです。



0000297213.jpg
作品No.42 Blue Planet Breath Drops
(July 5th 2014)


0000204302.jpg
作品 No.41.Early strong spring voce and falling love
(April 2014)


すみれは、古より世界の優れた文学作品や映画にも登場する馴染み深い花です。

淡いピンクの染井吉野の、その繊細にして艶やかな花の宴が、豪華で力強い八重桜に引き継がれる頃、春爛漫と咲き誇る晴れやかな花木の株もとに、ペールブルーのすみれの花を見かけるようになるのです。

うっかりすると見落としてしまいそうなくらいに可憐な姿をしているのですが、その葉は豊かで、深い緑色を湛えたハートの形をしています。


家の庭に、いつの頃からか、まるで風に乗って運ばれてきたかのように、野生のすみれが季節の訪れとともに毎年咲くようになりました。

小さな青い星々のようなデリケートな佇まいに似合わず、生命力が強く、あの三年前の東日本大震災の時に生じたコンクリートやタイルの亀裂のようなところにすら根を張り、葉を繁らせ、花を咲かせます。

名前は忘れましたが、たまに見るクラッシック映画のひとつに、主人公が意中の思い人に自身の恋心を告げる時、すみれのブーケが用いられるシーンがありました。

そこには、単にロマンスを語るだけではなく、ひょっとすると、決意にも似た強さもが秘められていたのかも知れません。

実らせるためには、人生のコンクリートやタイルすらをもものともしない、恋という、おそらくは太古の時代より私たち人類共通の情熱に秘められた魔法のような生命の底力が、表されていたのかもしれません。






0000122692.jpg
作品No.40 Family Force
(Jul.2013)






0000121023.jpg
作品No.39 Bell Amour Twighlight
(June.2013)


6月の黄昏時。
東の窓辺で咲いてくれているベラムールが映画のヒロインのように見えた瞬間です。

アクアマリンの色をした空を背景に、まるで二人の女優が人生のドラマを演じているような・・・。

花を育てていると、花たちのおしゃべりが聞こえてくることがありますが、この日の彼女たちは、さながらパリのムードが漂うちょっぴりシリアスなミステリーロマンな作品の香りがしました。

そんな風に思えるのも、ベラムール(美しい愛)が、15世紀のフランスの修道院で発見されたオールドローズであるという、その想像力を刺激する物語性にもよるのかもしれません。





0000120198.jpg
作品No.38 Beauty of The Basic
(Jun.2013)



門から玄関にかけてのアプローチに、以前、香り豊かな黒薔薇をシンメトリーに植えていたことがありました。
その後、木は枯れてしまいましたが、台木から芽が出て、枝が伸び、ある時から花を咲かせるようになりました。
それが、只今ご覧いただいている作品のなかの薔薇の花です。

姿はシンプルな房咲きですが、黒薔薇特有のダークレッドな花の色は、枯れた薔薇に劣らぬ美しさです。

台木の花の名前はわからないのですが、ネームヴァリューの高い花ではなく、名も知らぬ素朴な薔薇の姿が届ける優美な姿に、毎年、花の季節を迎える度に、あたたかな、優しい気持ちにさせられます。







0000116573.jpg
作品No.37 New Dawn
(Jun.2013)


夏の朝は、やわらかなニュードーンの花の香りで目が醒めます。

優しいオレンジを帯びたグレイッシュ・ピンクの強くて素朴なこの房咲きの薔薇は、二階の私の部屋まで届き、入梅の前後から霜が降りる初冬まで、中に休みを挟みながらも、パワフルに咲き続けてくれるのです。
まさに、庭の太陽とも言える存在感であることから、ご近所の皆様にも毎年喜んでいただいています。

そんな夜明けの太陽のようなニュードーンが、やはり、二年前の震災後、急速に元気を無くしました。調べると、小さなアルゼンチン蟻がメインの太い枝に巣を作っていたのです。

大慌てで近所のホームセンターで対処方法を教えてもらい、ケアを進めたところ、半分は枯れたものの、もう半分は無事でした。

今年は株元からシュートが勢いよく伸びているところを見ると、もう大丈夫なのでしょう。
以前より小ぶりになりましたが、その分、若返ったような気がして、ほっとしています。
自身を半分も失いながらも着実に甦っている姿に、毎日感動を与えられているのです。

短いようでいて長い人生には、思いもよらない出来事があります。けれども、大切なことは、苦労や悩みがないことではなく、何があっても一日、一日、未来を信じて前を向くことだと思うのです。

人生の新しい夜明けを、この薔薇の花の名前ではありませんが、自らの手で作り上げてゆくことだと思うのです。




0000118112.jpg
作品No.36 Revaival Happiness
(Jun.2013)


0000117647.jpg
作品No.35 Waving Petals Embrace
(Jun.2013)



0000117476.jpg
作品No.34 Tomorrow Dream Brightness
(Jun.2013)


蕾は希望の香りがします。

明日は、そして明後日は、どんな様子をしているのだろう、と、風を孕んだレースのカーテンのようにふわーっと夢が膨らむのです。

ご覧いただいている作品の中の薔薇の蕾は、18世紀頃に誕生したブルボンローズのものです。
ころんとした可愛い野いちごのような様子をしていますが、開くと、それはそれは芳しい香りの艶やかな大輪の輝きです。

歓びの予感をその小さな姿に漲らせながら、今この時を一生懸命生きている・・・そんな愛らしく健気な様子に、今日を頑張ろう、明日も頑張ろう、と、密かに胸が躍るのです。





0000117452.jpg
作品No.33 Fragrance Hope
(Jun,2013)
0000117447.jpg
作品No.32 Smile on The Road
(Jun. 2013)


0000117274.jpg
作品No.31 Sympathy Ruby Friends
(Jun.2013)
0000116673.jpg
作品 No. 30 Strong Beauty in The Rain
(12 Jun,2013)

雨の中、去年の秋に購入して植えて間もない薔薇が力強くも香り豊かに咲きました。

夕方の光の中での撮影でしたので、実際より神秘的な色合いに写りましたが、晴れた日の昼間に見ると、ブルーグレーの優雅な佇まいです。

ある時、青薔薇への憧れが強く、様々な種類の青系統の薔薇を植えていました。2年前の3.11迄、順調に咲いてくれていた花の幾つかは、その後、勢いがなくなり、消えてゆきました。

震災後、ガーデニングを続けるべきなのか悩んだ時期がありました。
けれども、愛してきた薔薇たちの多くが災害と事故に負けることなく咲いている姿に励まされ、また、長年花が咲くのを楽しみにしてくれてきたご近所の皆様の温かい声援に、わずかでも応えてまいりたい、という思いより、心機一転、しばらくためらっていた新しい苗を植えたのです。


原発事故は決して起こしてはならない出来事です。

花たちにとっても、また、花を愛してくださる多くの皆様のためにも、私たちが共に暮らすこの美しい青い惑星、地球を、大切にしてゆくための声と言葉とふるまいを、湧き上がらせてまいりたいと思います。



0000116569.jpg
作品N0. 29 First White
(May 2013)

薔薇のなかでもっともお気に入りの純白の薔薇が、5月の誕生日のこの日、朝露をきらきら輝かせながら微笑むように咲いていました。

いつもよりも早い開花は、花を育てるものの一人として本当に嬉しいものです。

6月も半ばを過ぎようとする今、庭の半分を覆うかと思えるほどたくさんの蕾をつけて咲き、脚立に昇って上から眺めると、明るいグリーンの健康的な葉を伴いながらも、清らかな翼のような白いヴェールを地上と世界の両方にどこまでも広げているかのようです。

ジューン・ブライド、あるいは、6月の庭に訪れるガーディアン・エンジェル・・・そんな言葉もふさわしく、爽やかなリンゴのような甘酸っぱい香りが、ふんわりやすらかな、幸せな空気をどこまでも運んでくれています。


0000114813.jpg
作品No.28 Never Defeated Flowers
(2 Jun.2013)


Rose,Rose,Rose....!!!

いつもは入梅と同じくして咲き始める我が家のささやかなローズガーディンの薔薇たちが、平年より早いタイミングで咲き出しました。

ご覧いただいている薔薇は、ゼフィーリーヌ・ドルーアンという名のオールドローズです。ふくよかな香りと寒さに強いことから、首都圏から移り住み、薔薇とハーヴの庭を創り始めた16年前から一緒に過している花たちの一つです。

二年前の大震災直と原発事故直後、ガーデニングができない状況が続く中、力強く咲き続け、家族はもちろん、近隣の方々をも励ましてくれました。

復興が遅々として進まず、様々な思いが去来する中、過酷な状況下においても力強く自らを咲かせる花たちの、その見る者を励まして止まない朗らかな力強さに、生命の本当の美しさを教えられる思いを新たにいたしました。





0000115713.jpg
作品No.27 Difference Twin
(10 Jun.2013)
0000118055.jpg
作品No.26 Myth of Wind 5
(Jun.2013)
0000118047.jpg
作品No.25 Myth of Wind 4
(Jun,2013)
0000118042.jpg
作品No.24 Myth of Wind 3
(Jun.2013)
0000118037.jpg
作品No.22 Myth of Wind 1
(Jun.2013)
0000118039.jpg
作品No.23 Myth of Wind 2
(Jun.2013)
0000115596.jpg
作品No.21 Laughing Brightness
(9 Jun.2013)
0000115464.jpg
作品No.20 Smile in The Wind
(9Jun 2013))
   
0000114362.jpg
作品No.19-Secret of The Wind
(May 2013)

ひなげしは風を知る花です。

薄いオーガンジーのような優しいはなびらを、きらきらした陽射しを浴びながらしなやかに風になびかせている様子は、初夏を告げる小さな明るい太陽のようです。

朝見かけた花が、午後には、はなびらを一枚だけ残して佇んでいる様子は、存在の残り香を漂わせながら、瞬時も止まることなく進む命の宇宙の営みを告げるようで、はっとします。

消えても尚いつまでも記憶をゆさぶるポエジーを、風のようにしなやかなひなげしの可憐な姿に嗅ぐのです。





0000115614.jpg
作品No.19 Welcom Back Chocolate Fary
(10 Jun.2013)
0000115451.jpg
作品No.18 Red Purple Princess
(1Jun.2013)
0000113625.jpg
作品No.17 Midnight Blue Friends
(26 May 2013)
0000113617.jpg
作品No.16 Strip Pink Stars
(26 May 2013)
0000111849.jpg
作品No.15 Purple Blue Queen
(31 May 2013)


東京での用事を済ませ、2週間振りに帰宅した白河の庭では、クレマチスが満開でした。

様々な種類を持つことで人気のクレマチスのなかには、神秘的な色をした不思議なものがあり、ご覧いただいている花は、個性的な薔薇のような花びらを毎日少しづつひろげながら、エレガントなドレスに身を包んだ魅惑的な女王のようなゴージャスな雰囲気で、毎年初夏のガーデニングにいそしむ日々を楽しませてくれます。

クレマチスの花言葉は「精神」。
華奢な、けれども、多少の傷みにも動じることなく花を咲かせるその茎と根の強さから、そのように名づけられたと聞きました。

花々には、いつも人生を教えられてまいりましたが、クレマチスの芯の強さを、これからも一層見習ってまいりたいと思います。



 
0000111424.jpg
作品No.14 White Forest
(May 2013)
0000111417.jpg
作品No.13 Angel Wings in May
(25 May 2013)
0000108204.jpg
作品No 12 Cosmos of The Pink
(May 2013)
0000107066.jpg
作品 No.11  Embradement of The Cosmos and Double Cherry Blossom
(10 May 2013)
0000106036.jpg

作品No.10 Double Cherry Blossom Kissing The Sky
(7 May 2013)



アート・フォトグラフィーのもう一つのプロジェクト、【FUKUSHIMA SKY】 http://setsuko-chiba.amsstudio.jp/fukushima_sky_photography.html の撮影の折に、いつも見かけている八重桜が、満開の素晴らしい姿でよく晴れた朝の光のなか爽やかに迎えてくれました。

冷たい強風が吹きつける氷点下の真冬から、そのしっかりとした力強い枝ぶりをみつめながら、たわわに花咲く春のその日の訪れを、心待ちにしていたのです。

標高が高い高原にある白河の八重桜は、五月の青空にぽっかり浮かぶピンク色の雲のようです。星が降るように花を付けた枝の下に佇むと、まるで空と一緒に八重桜のふところに抱きかかえられているような心地です。

ある朝、朝焼けの光の中であのオレンジがかったピンクの色の花びらが日の出にとけあうように映えるのがどうしても見たくて、早朝四時半に家を出ました。あいにくの曇り空でしたが、満開の木々がふんわりと立ち並ぶ様子は、あたかも御伽噺の世界に迷い込んだようであり、また、まるで別の惑星にいるようなSF的な宇宙観を伴うものでもありました。

花咲く春の景色をみつめていると、私たち人間が暮らすこの世界の美しい姿を、一人でも多くの人たちにお伝えし、そして分かち合ってまいりたい、と心から思います。

美しい地球を大切にしてゆく私たちへと、一層向かってゆかなければならないのだという思いが、心の底から湧くのです。






0000105880.jpg
作品No.9 Astria Cloudy Shines
(May 2012)


i家からショッピングセンターへ向かう途中でみかける家の垣根に咲く藤の花です。

毎年、季節になると、こぼれんばかりに咲き誇り、その紫の優美な姿と甘い香りにうっとりとなります。

この日は曇り空でしたが、藤が咲くこのお宅は、まるで高貴なピュアな光が輝いているかのように見えました。

蜜蜂の羽音が可愛いエコーをぶんぶん響かせて花から花へと蜜を求めて飛び回るのをみつめながら、藤が醸し出す優雅な空気に、時間が止まったような感覚を覚えました。

優しい花たちとのひとときが、永遠のものであるかのように思える瞬間に胸が震えるのです。



0000105584.jpg
作品No.8.Gardenia Sincereity-2
(10 May 2013)
0000105582.jpg
 
作品No.7 Gardenia Sincerity -1
(10 May 2013)

花期の長い、明るい色をしたガーデニアは、誠実な、頼りがいのある友のような風情があります。
マーガレットに似た親しみのある素朴な姿は、決して目立つ存在ではないのですが、そこに咲いているだけで庭全体が明るくなるような、縁の下の力持ちのようななくてはならない存在感です。

家では、門に通じるポーチと、そして、リヴィングの前に設けられたウッドデッキの上のプランターに植えられているので、朝、カーテンを開ける時とポストに新聞を取りに行く時は必ず見かけるようになっています。
鮮やかなオレンジと爽やかなホワイトとイエローが、目覚めた時に愛飲するビタミンと酵素のサプリメントのように、気持ちをリフレッシュしてくれるのです。

作品は、その綺麗なシャープな羽のような花びらが生きるようなアングルで撮ってみました。すると、どこかの熱帯の森に住んでいる鳥のような優雅な雰囲気が生まれ、不思議なトロピカルなニュアンスなものに仕上がりました。

素朴な、平凡な姿から想像もつかない美をみつける時、自然が抱く奥深さに感動を覚えます。
雲の間から地上に差し込む、あの神々しい光に出会う時のような、敬虔な気持ちに駆られるのです。




0000105550.jpg
作品No.5 Pansey Sisters in My Garden-1
(10 May 2013)


パンジーには、そのラテン語の語源、パンセ(思慮)からをもイメージするように、どこか思い詰めた時に人が見せる秘めやかな表情があります。
ひらひらと風に揺れる花びらはアンティークなドレスにも似て、春を彩る花壇の中では最も人をイメージさせる独特の雰囲気があります。

この作品の中の花たちは、互いに寄り添うような表情を浮かべ、まるで仲の良い姉妹のように大事な秘密を分かち合っているかのようです。

そんなパンジーの花たちだけが知る秘密の世界に、そっと耳をそばたてた庭先でのひとときです。





0000105004.jpg

作品N0.1-Crimson Tulip Windy in My Garden
(10 May 2013)




仕事の予定はもちろんなのですが、友人の写真展とウイーンのヴァイオリニストによるコラボレーションのお手伝いの用事があるため、先日、東京に出掛ける準備のさなかに見た、庭の花壇に咲く緋色のチューリップの花です。

5月の爽やかな明るい午前中の光に花びらをきらきらと透きとおらせながら、強い風が吹くなか、しなやかに、踊るように咲いていました。

チューリップを初めて見たのは入園式や入学式、という方は少なくないのではないでしょうか。丸みを帯びたその愛らしいシルエットは誰にでも愛され、そして優しい気持ちにしてくれるように思います。

一方、チューリップは、かつてヨーロッパでは熱狂的に愛され、球根一つで家が買えるほど値が沸騰した時代もありました。
花々の多くが、時間が経つにつれ色や形を様々に変化させてゆきますが、チューリップも、太陽の動きに合わせて、その肉厚の絹のようなエレガントな花びらをしどけないほどに広げたり閉じたりしながらユニークな表情を見せてくれます。無邪気と優美と艶やかさを合わせ持つ、原産国、トルコのオリエンタリズムの香りを漂わせた、まるで魅力的な美女のようなチューリップが故に、ある時期のヨーロッパの人々を狂わせたのかもしれません。

只今ご覧いただいている作品をはじめ、チューリップをモティーフにした作品は、引き続きご覧いただこうと思います。




0000105367.jpg
作品No.4 Tulip at The Snowy Station
(21 April 2013)

 
東北新幹線の駅構内の窓辺で出会った雪の日のチューリップです。

あの4月21日の朝、夜明け前には降り出した季節はずれの雪の中、家族が運転する車で駅に着き、東京行きのチケットを手に列車の到着を待つ間のちょっぴり緊張した時間が、雪の窓辺を温めるチューリップの花たちのお陰で、優しい、なごみのひとときになりました。

花を飾る駅は日本はもとより世界には少なくないと思うのですが、出会いとそして別れを含め、様々なヒューマンドラマが存在する、駅という一つの人生の祝祭空間で見かける花には、とても印象深いものがあるように思います。

人々の笑顔と泪のひとつひとつを、駅で咲く花たちは、少し離れた所から優しく見守ってくれているように見えるのです。

「よかったね」、「大丈夫だよ」、と、あのやわらかな、たおやかな微笑みで、誰にも見せない自分だけしか知らない心を、そっと抱きしめてくれているかのような、そんなを想いを、駅で花を見かける度に、私は人知れず抱くのです。



0000105137.jpg
作品No.3 Red Shy Tulip
(10 May 2013) 

0000105096.jpg
作品No.2 Red Tulip with Star Lght Face
(10 May 2013)