Setsuko Chiba 千葉節子 Art Heart Gallery 

やわらかな
あたたかな
いのちのひかりをともに呼吸し、わかせながら。。。

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FUKUSHIMA SKY by Setsuko Chiba 千葉節子

空はいのちをつないでいる 
One sky even though many minds
 


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 私が暮らす福島県は、空が美しい場所です。

那須の隣に位置する高原地帯があるため、冬はダイヤモンドをちりばめたパールのような,きらきらしたパウダースノーに山々が覆われ、夏は緑豊かな爽やかな針葉樹の森で森林浴が楽しめます。そのため、このような大自然の恵みを生かしたお洒落な温泉リゾートが盛んで、物価も比較的安いことから、首都圏から多くの人々が移り住んでいます。

私もその中の一人なのですが、最初に訪れた時の印象は、その空の美しさでした。

東北特有のダイナミックな森と川のスケールを遥かに上回る澄んだ高い大空は、幾重にも豊かに表情を変えるので、一日中みつめていても飽きることがありません。その大きさと深さは、どのような状況に置かれても、私達一人一人を、優しく、強く、包み込んでいるかのようです。
どのような時でも空を見上げれば、人は優しく強くなれる・・・・そのような命の大切なまなざしを、私は、福島の空に今も教えてもらっています。

ご存知のように、3・11後の福島第一原発の事故で、福島県の状況は一変しました。その深刻な影響は、国内はもとより地球全体に広がっています。

私達はこの地球で同じ空気をわかちあいながら生き生かされているのですから、FUKUSHIMAは、もはや福島県に限ったことではなく、地球のあらゆるところで起こりうる出来事であるということは否めない現実と言えます。人間の歴史は様々な場所にボーダーを作ってきましたが、本来、私達は、同じ空気と空と海でつながる地球人。最も大切な命の次元に目を向ければ、私達は、私達が拘る「違い」よりも「同じ」と思えることの方が、遥かに多いことに気づくのです。

3.11後、私は、デジカメを手に取り、福島の空を撮影し始めました。何があろうとも、私達一人一人の命は、この地球の大空の下、つながり、結ばれているということを、そしてまた、どれほど困難な状況下にあろうとも、希望は紡ぎ出され、産み出されてゆくのだということを、多くの人達に伝えてゆきたいと思ったからです。

福島という名が、はからずも広く地球に対して大切なメッセージを持つに至ったことから、「FUKUSHIMA SKY~空はいのちをつないでいる」というネーミングによる、このコンテンポラリーアートに取り組んでいます。

尚、PROJECTの欄、FUKUSHIMA  SKY  PHOTO ESSAY」 では、アートワークの現場において、フクシマの空をみつめながら感じたことを綴らせていただいております。展覧会でご覧いただいておりますフォトインスタレーションとは違う、スケッチのようなものですが、宜しければご覧ください。

心のボーダーを解き払い、大空の瞳に映る命と平和の貴さ、素晴らしさ、そして希望を、過酷な宿命を背負いながらも私たち人類へ命のメッセージを送り続ける、このFUKUSHIMAの空と大地より、一人でも多くの皆様へお届けし、そして、わかちあえましたら、心より幸いと存じます。



千葉節子



*PHILOSOPHY & CRITICS のページに掲載されておりますテキスト、Philosophy about FUKUSHIMA SKY、【3・11とFUKUSHIMA SKY~空はいのちをつないでいる~】も、合わせてお読みいただけますよう、どうぞよろしくよろしくお願いいたします。